セックスレス原因の離婚・不倫慰謝料｜大阪の弁護士

セックスレス

セックスレスも民法770条第１項５号の「その他婚姻を継続し難い重大な事由」に該当するといわれております。
セックスレスにはいろいろなケースが考えられるため、離婚原因となる場合もそうでない場合もあります。

セックスレスとは、夫婦間において長期間性交渉がないことをいいます。
しかし、どれくらい性交渉がなければ、セックスレスといえるかは人によってまちまちです
（少なくとも１年以上は必要でしょう。）
また、夫婦の年齢、関係性、性に対する考え方、双方の意思などにもよることになるため、
個別具体的な検討が必要といえます。

具体的には、以下のような場合にセックスレスによる離婚が認められることがあります。

離婚原因・慰謝料発生となりうる場合

• 夫婦の一方が長期間にわたって性行為を拒む場合（年齢が若ければより認められやすい）
• 結婚後に全く性行為をしていない場合
• 夫婦の一方が不倫をしている場合（不倫として慰謝料も発生する）

離婚原因・慰謝料発生原因とならない場合

• 病気などで性交渉ができない場合
• 夫婦の双方が性交渉を望んでいない場合
• セックスレスの期間が軽度である場合
• 自然にセックスレスになった場合

慰謝料増額となる要素

• 婚姻期間が長い（若い）
• セックスレスの期間が長い
• セックスをする努力をしていない

慰謝料請求の証拠となるもの

• セックスレスのことを手書きで残した日記、メモ
• セックスレスになった時期や状況、原因、期間などについて詳細を記したもの
• 就寝時間などの夫婦の生活リズムを記録したメモ
• 生活リズム的にセックスが可能なのにしていなかったということを証明するため、
  お互いの生活時間の記録
• セックスレスを解決しようとした時の話し合いの記録
• 相手が拒否するような言動、行動を撮っていた場合、その記録